新潟の土地×作り手の心がこもったお米『又太郎』
- まず土ですが一般的に砂より粘土が多いほど肥沃な土地ですが、新潟は大部分がこれにあたります。
粘土質土壌は水持ちが非常に良いため畑には向かず、田んぼに適している土壌といえます。
また新潟は雪の多さが有名ですが、この水が通年で流れ、清らかで豊富な水に恵まれています。
最後に気候ですが、実りの時期の寒暖差が重要です。日中は暑くても夜間が涼しくなる、このことで昼間に生産したデンプンが夜間に消耗せずに蓄えられることになります。
逆に猛暑日や熱帯夜が続く土地では、お米は体の維持でデンプンを消耗し、ヤセ米が多くなります。
(人間と一緒で暑すぎると太ることができません)
また、田んぼを作る上で平野であることも重要です。広く平らな土地であることも米作りには欠かせない要素です。棚田は良いイメージはありますがその管理に手間がかかりすぎます。
おいしいお米を作るには・・・
- 水が欲しい、ごはん(肥料)が欲しい、暑い、寒い、健康だ、病気になりそうだなど、稲は日々メッセージを送っています。私はその声を聞き、欲しがるものをあげたり、逆に節制を強いたりし、いつも稲が元気になるように気を使います。
おいしいお米は百姓ではなく元気な稲が作るもの、百姓はその手助けをするものと考えています。
- 栽培
- お米の持つ美味しさを最大限に引き出すようにしています。
健康で元気な稲を作ることで、病気にかからず、ふっくらおいしいお米にすることができると考えています。
- 乾燥・選別
- 良いお米も乾燥と選別で大きく変わります。時間はかかりますが自然界の気温程度で乾かすことで、お米の美味しさを損ないません。
また大きな篩を使うことで、未熟なお米を厳しく選別し、雑味を無くしたお米に仕上げます。
- 貯蔵
- 良い栽培・乾燥・選別をしても貯蔵が十分でなければ、通年でおいしくいただけません。又太郎ではお米の劣化が最も少ない籾貯蔵を行い、さらに春を過ぎると籾のまま低温保管する 「籾低温貯蔵」を行っています。農家ならではですが、農家でもごく一部でしか行っておりません。
- 食味
- ふっくらツヤツヤ、噛みしめるほどに甘みが出てきます。特に和食ではおかずの味を引き立たせ、素材を一層楽しむことができると自負しております。
また冷めても固くならず、もっちりとしておりお弁当にも最適です。