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新潟県認証特別栽培農産物を取得しています
安心なお米とは決して化学肥料や農薬を減らしているだけではありません。減らすことにより、お米の収穫量や食味を落とすようでは本来の目的は達成できません。大事なのは使用する資材が環境にどのように影響し、お米に変化を与えるか確認することです。
新潟県特別栽培農産物認証制度では栽培者が使う資材を自由に選択できます。内容は地域の慣行的な栽培に比べ、化学肥料・農薬を半分以下にすることが条件になります。農薬で言えば除草剤・殺菌剤・殺虫剤が主な使用薬剤になりますが、それぞれ減らすことにより雑草が増え、病気が増え、害虫が増えるリスクを背負うことになります。それらを抑えきれない場合、結果として収穫量や食味を落とす原因になります。それは回ってお客様に金額の負担をお願いしたり、美味しくないお米を食べてもらうことになります。
そうならないためにも、農薬を使う場合も、減らす場合も稲の生育を確認することが大事になります。
わが家では選択として殺虫剤を減らすことを目指していますが、これをすることにより明らかに地域のトンボの数が増えました。トンボは直接的には稲の生育に関係ありませんが多くの害虫を食べてくれます。つまり殺虫剤を減らしながら害虫を減らすこともできると言うことです。
このように変化を確認すれば不要なものを無くしたり、より多くの効果を生み出すこともできます。残念ながら農薬の使用については、農協などの指導機関任せにしている農家の方が全国的にも地域でも大半を占めています。指示通りの農薬を指示通り撒くことに何ら疑問に持たないのが普通の農家です。私のように、積極的に農薬を減らしたり、毒性の少ないものに変える農家は場合によっては異端視されます。
でも私は、この新潟県特別栽培農産物認証制度をチャンスと捉え、今こそ農家が本来するべき"自分の栽培"を目指したいのです。
自分の田んぼを自分の責任で自分で選択する。農協任せにしない、業者任せにしない、自分の栽培を確立しようと模索しています。
新潟県認証特別栽培農産物認証制度
- 新潟県が認証。
- 地域の慣行栽培に比べ、農薬と化学肥料の使用を半分以下にする。
- 地域の慣行栽培とは県をいくつかのブロックに分け、その中で平均的な栽培を指す。
- 農薬使用の半分以下とは慣行栽培で農薬に含まれる有効成分数を合計し、その半分以下の成分数にすること。
- 化学肥料の半分以下とは慣行栽培で使われる化学肥料中の窒素量に比較し、その使用を半分以下にすること。
(窒素以外の肥料成分、例えばリン酸やカリウムなどは換算しない。窒素量のみの報告) - 申請には申請書、中間報告書、実績報告書の提出が必要。
- 新潟県特別栽培農産物の表示をするためには認証シール、認証表示が必要。